働き方改革とはなんぞや。政府が力を入れている箇所=リスクの潜む場所ということ③

昨日の続きです

働き方改革について詳しく解説していきたいと思います

前回の記事はこちら

正規・非正規の不合理な差の是正の記事です。
国会中継やテレビをみると働き方改革という言葉はよく耳にするかと思いますが、政府が力をいれている場所というのはその部分を重点的に見ていきますよという意味。すなわち改善命令が出やすい部分という事になります。痛くもない腹を探られないためには社会情勢の把握は不可欠。働き方改革について詳しく解説していきます

長時間労働対策について解説している記事です。

長時間労働とは何なのか。どういったものが長時間労働と呼ばれるものなのか

そんな疑問について詳しく解説しています

この記事の内容

正規・非正規の不合理な差の是正 ← 前回の記事です

長時間労働対策 ← 前回の記事です

単線型の日本のキャリアパスの変革 ← 今回の記事です

 

 

単線型の日本のキャリアパスという言葉の意味

 

まずは語句の確認をしていきましょう

単線型の日本のキャリアパスとはいったいなんなのか

一言でいうと終身雇用前提の年功序列形式キャリアパスのことですね

例:新入社員 → 係長 → 課長 → 部長 → 取締役 → 退職

ざっくりいうとこんな感じです

一般的なサラリーマンの出世コースのイメージです

日本の会社といえばコレ! というイメージですが、今、この単線型のキャリアパスが問題視されています

では一体単線型のキャリアパスのどこに問題点があるのでしょうか

少子高齢化社会

 

日本は今すさまじい勢いで少子高齢化社会に突入していっています

内閣府が出している平成29年高齢化白書によると日本の高齢化率は27.3%だそうです

高齢化率というのは日本の総人口に占める65歳以上の人口の割合のことです

この27.3%の示すところは、町を歩くと5人に一人が65歳以上というわけですね

長寿で元気な方が増えるのは非常に素晴らしいことですが、労働環境という一点のみに絞って議論すると、少し問題が出てくるわけです

そのうちの一つが単線型のキャリアパスの問題です

単線型キャリアパスは前の段落で書いた通り、年功序列の人事制度です

年齢が上がっていくとともに地位と給料が上がっていけばいいのですが、しかし、少子高齢化社会ではそうはいきません

なぜなら働き手が少なくなってきた社会では定年年齢が引き上げられていくことは容易に想像がつく、というか今まさに引き上げられている最中です

結婚退職・介護退職

 

この二つを同時に挙げると少し問題があるかもしれませんが、ライフステージにおける退職という点で今回は同列に扱いました

ライフステージとは人生における転換期みたいな意味で扱っています

さて、結婚退職、というのは今までの労働環境での社会人生活における主なライフステージイベントでしたが(そのあたりをケアする法律も最近はかなり整備されてきましたが、それでも実態としてまだある問題かと思います)、最近では介護というイベントもその中に入ってきています

親元を離れて社会人になった方が、年月が経ち、親の介護が必要となり、そのために仕事を辞めてしまうという事が起きるようになってきました

そして介護施設を見つけて、あるいは介護の問題が解決していざ社会復帰しようとすると、単線型のキャリアパスだけでは少し問題が出てきます

それは再就職する際、終身雇用前提の年功序列型のキャリアパスではキャリアを最初から積むという事になり、再就職をした労働者に不利に働いてしまうからです

まとめ

今回の記事は以上となります

前回・前々回と働き方改革でとりあげれている日本の労働環境にまつわる三つの問題点について取り上げてきました

①正規・非正規の不合理な差の是正

②長時間労働対策

③単線型キャリアパスの改革

とはいえ、今すぐに対策しなければいけない会社というのはまだまだ少ないかと思います

しかし、この部分というのは将来的に問題になりやすく、問題が起きてからだと対処がしにくい分野でもあります

この問題を意識しながら会社の空気、労務管理を通じて少しづつでも問題に取り組んでいくことが重要でしょう

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです