サマータイムは見送り。日本の労働環境には合わないか

おはようございます、社労士の有馬です

とあるニュースサイトで見たのですが、どうもサマータイムの導入は見送りになったようです

システムの変更にかかる費用や混乱が原因のようですが、ヨーロッパでもサマータイム廃止のほうへと向かっているようですし、やはり扱いにくい制度だったのでしょうか

今回はそんなサマータイムについて少し考えてみたいと思います

 

サマータイムというのはもともと季節ごとに日照時間の違う地域で導入されたもので、日照時間を有効的に活用するために生まれたものです

実は日本でも一時期導入された導入された実績があるようなのですが、どうも4サイクル(四年)で終わったようです

実際日本では夏冬でそんなに日照時間は変わりませんし、サマータイムの導入のメリットは薄いということなのでしょう

そんな経緯のあったサマータイムですが、今回その導入が検討されたのは何故でしょうか

それは東京オリンピックが関連しています

東京オリンピックの会場は青天井ですし、マラソン会場もコンクリートで舗装された地面ということで、日の出ている時間に競技を行うと、暑すぎて選手の健康に害がでるのではないかと懸念されたからです

それと同時にサマータイムを社会にも導入して労働時間を早めることによってエアコンや照明に使われる電力を削減して、温室効果ガスを削減するといった目的があったようです

環境問題が取り沙汰されていますし、国外に環境問題に取り組んでいる姿勢をアピールする目的もあったのでしょう

そして、今回そのサマータイムの導入が見送られたわけですが、やはり冒頭で述べたとおり、システム導入のハードルの高さが問題視されたようです

IT機器を導入していない企業はないでしょうし、単純に出勤時間を1時間早めるというわけにはいかないだろうというのが理由のようです

その他にも健康被害もあるようですし、そもそも元々のサマータイムの趣旨から外れているということから、やはり日本の労働環境にはサマータイムはあわないでしょう

とはいえ、一時間早めに仕事を始めればエアコンや照明に使われる電力を節約できますし、通勤時間をずらせば満員電車に揺られるということも防げるといったメリットは確かにあります

サマータイムの導入は見送られたにしても、会社単位で早めに出社して仕事ができる環境を整えるというのは一つ、仕事の能率化の手段かもしれません

例えばフレックスタイムの仕組みを整えれば社員がある程度自由に自分の仕事の時間を決めることができます

その他にもテレワークの仕組みを入れれば子育てや介護などの理由で出勤できない社員にも配慮することができます

IT機器の発達で仕事の場所や時間を選ばない世の中になってきています

サマータイムの導入は見送られましたが、そういった手段もあるのだということを考えさせるような出来事だったと思います

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