社会保険と所得税の扶養の違い

おはようございます、社労士の有馬です

今回は社会保険と所得税の扶養の違いについて解説しようと思います

パートやアルバイトをしている方なら、この扶養の違いについて一度は調べたことがあるのではないでしょうか

また、労務管理や給与計算に携わる方ならこの扶養の問題は何度も遭遇しているはずです

似ているようで、少し違う社会保険と所得税の扶養の違いについて解説しましたので、改めて確認をしておきましょう

もくじ

この記事を書いている私は社労士として4年ほどの経験があります

社会保険と所得税の扶養に関しては従業員の方からよく質問される事項の一つであるといえるでしょう

似ているようで少しちがう、社会保険と所得税の扶養について今回の記事で私と一緒に確認をしておきましょう

社会保険の扶養について

130万円ラインという言葉がありますが、これは社会保険の扶養のラインのことです

しかし、130万円以内であれば、一律で扶養に入るということではなく、こまごまとした条件がありますので、そのあたりについて少し解説していきたいと思います

世帯要件

健康保険の扶養と認められるためには世帯要件と収入要件の二つを満たす必要があります

まず世帯要件を満たす要件ですが、健康保険に加入している人の配偶者、直系尊属、子、孫、兄弟姉妹。それと三親等内の親族ということになっています

そして配偶者、直系尊属、子、孫、兄弟姉妹以外の三親等内の親族は同居をしている必要があります

収入要件

次に収入要件について解説します

収入要件はいわゆる130万円ラインのことですが、実は130万円未満であること以外の条件の方もいます

それが60歳以上の方と障がい者の方です

60歳以上のと障がい者の方は180万円未満が条件となります

また、収入も一概に130万円以下ならよいというわけではなく、健康保険に加入している人の収入や仕送りの半額未満である必要があります

60歳という年齢や仕送りの半額というのは結構見落とされがちな部分ですので、確認を怠らないようにしましょう

<まとメモ>

社会保険(健康保険と厚生年金)の扶養にはいるためには世帯要件と収入要件の二つを満たしている必要がある

世帯要件は社会保険に加入している人からみて配偶者、直系尊属、子、孫、兄弟姉妹、三親等内の親族であること

ただし、配偶者、直系尊属、子、孫、兄弟姉妹以外の三親等内の親族は同居している必要がある

収入要件は基本は130万円未満だが、60歳以上の方と障がい者の方は180万円未満

た、社会保険に加入している人の収入の半額未満、仕送りの半額未満でなければならない

所得税の扶養について

所得税の扶養のラインはいわゆる103万円ラインです

ですが、そのほかにも様々なものがあります

  1. 配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族をいいます。)又は都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。
  2. 納税者と生計を一にしていること(同居の必要はなし)
  3. 年間の合計所得金額が38万円以下であること(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
  4. 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。

<国税庁HPより引用>

そう、実は一概に103万円以下なら扶養というわけではないんですね

とはいえ、自営業者なら普通は自分で税の申告は行っていると思うので、労務管理担当者は確認だけしておけばいいと思います

とにかく、通常は社会保険は130万円、所得税は103万円という数字に気をつけていればいいということですね

まとめ

社会保険と所得税の扶養についての違いについて解説しましたがいかがだったでしょうか

パートやアルバイトの従業員を雇っている会社では従業員からこういった質問を受けることが多いかと思います

社会保険と所得税の扶養についての違いについてはしっかり把握しておきましょう

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです