青色申告対応。会計記帳のやりかたについて解説します。基礎編

おはようございます、社労士の有馬です

気がつけば9月も終わりで年末が近づいてきましたね

年末といえば確定申告。その年の1月1日から12月31日までの会計記帳を済ませ、一年間の損益を出す必要がありますが

社員がたくさんいる会社ならともかく、個人や家族でやっている会社だと、意外にやり方をあまりわかっていないという人も多いのではないでしょうか

今回はそんな会計記帳のやりかたの基礎について解説します

もくじ

この記事を書いている私は社労士として4年ほど活動しています

社労士も個人事業主ですから毎年確定申告をしています

そして、会計記帳の仕事も何件か請け負っています

会計記帳は、時間はかかるものの、やり方さえわかれば誰でもできる行為です

今回は私と一緒に会計記帳のやり方について学んでいきましょう

会計記帳のやり方そのものについては実践編で詳しく解説する予定です。記事がアップされたらリンクを貼るので是非、そちらもご覧ください

会計記帳の基礎。会計記帳ってなんのためにするの?

そもそも会計記帳ってなんなのでしょうか。いったい何のためにするのでしょうか

結論からいうと、会計記帳は、その年の収益、損益を視覚化して分かりやすくするために行います

もちろん年末の確定申告に備えるためでもありますが、これに関してはぶっちゃけおまけです

収益、損益を視覚化して分かりやすくした結果、確定申告がスムーズにできたということにすぎません

自分の仕事がどれくらい稼げているのか。売り上げを上げるために、どれくらいの経費を支払っているのかを数字にして、分かりやすくするために会計記帳を行うのです

すなわち、見える化することによって、効率的に稼げるかを考える手助けになるということですね

最近の労働トレンド風にいえば、生産性の向上の手助けになるということです

そんな素晴らしい会計記帳というのはいったいどういう行為をさすのでしょうか

私と一緒に確認していきましょう

会計記帳ってなに?

会計記帳とは、事業に使ったお金の動きを記録する行為です

そして、その言葉の意味は仕訳帳、総勘定元帳、損益計算書、貸借対照表などを作成といった総合的な意味をもっています

○○帳という言葉が何個か出てきましたが、この言葉の意味は後で解説しますので、分からなくても大丈夫です

この段落では、その中でも特に重要な仕訳について解説します。これだけ覚えてれば大丈夫です

さて、仕訳ですが、これは会計記帳のベースとなる部分です

この作業は、お金がどんな動きをしたかを記録する作業です

この作業を行うことで、ベースを作成して、そこから導き出された数字を元に、総勘定元帳、損益計算書、貸借対照表が作成されます

言葉だけでは理解しづらいと思うので例を出します

例えば私が現金で千円の参考書を買ったとします

その参考書はもちろん社労士業に使うものですから(事業に使うものですから)当然経費。つまり会計記帳の対象となります

ちなみに、会計記帳は事業に使ったお金の動きのみを記録します。私用で使ったお金は記録しません

話が少しそれましたが、私が参考書を現金1,000円で買った場合の仕訳はこうなります

日付 借方 金額 貸方 金額 適用
9/26 新聞図書費 1,000 現金 1,000 参考書代

意味は分からなくて大丈夫です。後で解説します

この段落ではこういうことを書くのが仕訳なんだな、というイメージさえ持ってもらえれば大丈夫です

仕訳の具体的なやり方についてはその②で具体的に解説します

会計記帳に出てくる色々な帳面

仕訳についてイメージを持ってもらったところで、先ほど出てきた色々な帳面、仕訳帳、総勘定元帳、損益計算書、貸借対照表について解説します

作ったことがないとどんなものかわかりづらいと思うので、イメージさえ掴めれば大丈夫です。私も最初はさっぱり分かりませんでした

ですが、実際にやってみると、すぐに理解できるようになると思います

まずは分からなくてもどんどん読み飛ばしていってください

仕訳帳について

仕訳帳とは上の段落で紹介したような仕訳がずらーっと並んでいる帳面のことです(お金の動きを一つ一つ記録されている)

例えばこんな感じですね

日付 借方 金額 貸方 金額 適用
9/26 新聞図書費 1,000 現金 1,000 参考書代
9/27 現金 10,000 売上 10,000 顧問料
9/27 普通預金 30,000 現金 30,000 ○○銀行預入
9/27 消耗品費 108 現金 108 ○○商店 ボールペン
9/29 諸会費 25,000 普通預金 25,000 ○○会 年会費
9/29 現金 50,000 事業主借 50,000 事業主借り

ちなみに仕訳帳の右と左の金額は合計すると同じ数値になることは頭の片隅においておくといいでしょう

右と左が同じ数字になっていないと、どこかで間違っているということになります

総勘定元帳について

総勘定元帳は、相手方の項目が決まっている帳面のことです

総勘定元帳<現金>や総勘定元帳<売上>等があります

例えば上の仕訳表を総勘定元帳<現金>にすると

日付 相手勘定科目 適用 借方 貸方 残高
50,000
9/26 新聞図書費 参考書代 1,000 49,000
9/27 売上 顧問料 10,000 59,000
9/27 普通預金 ○○銀行預入 30,000 29,000
9/27 消耗品費 ○○商店 ボールペン 108 28,892
9/29 事業主借り 事業主借り 50,000 78,892

となります(ここでは9/26の新聞図書費でマイナスが出てしまうので、仮に残高が50,000円あったと仮定しています)

現金の動きが一目でわかる表ですね

他にも総勘定元帳<売上>をつくれば、売上が一目で分かる帳面が作れます

必要にあわせて、作成してみるといいでしょう

損益計算書について

お次は損益計算書について解説していきます

損益計算書は費用と収益を並べた表です

Profit and Loss、略してP/Lと呼ばれたりします

例によって仕訳帳のところで出てきた仕訳を損益計算書に直すとこのような表になります

費用 収益
新聞図書費
消耗品費
諸会費
1,000
108
25,000
売上高
当期純損失
10,000
16,108
合計 26,108 合計 26,108

費用が売上高を上回っているので、残念ならがら損失が出てしまっています

諸会費が高いので、将来性を感じられなければ退会したほうがいいかもしれませんね

このように何にどれくらい使われているのかが一目でわかるのが損益計算書です

ちなみに損益計算書は普通1年間とか半年間の区切りで作成します

性質上、短すぎても長すぎても意味がありませんからね

貸借対照表について

いよいよ最後の項目にやってきました。貸借対照表について解説します

貸借対照表とは資産と負債と純資産の表のことです

Balance Sheet。略してB/Sと呼ばれたりもします

例によって仕訳帳の項目ででてきた仕訳を貸借対照表に直すとこんな風になります

資産 負債
現金
普通預金
28,892
5,000
事業主借り 50,000
純資産
当期純損失 △16108
合計 33,892 合計 33,892

と、当期純損失の欄を見て鋭い人なら気づいたと思います

気づかなかった人は貸借対照表と損益計算書を見比べてみてください。何かに気づきませんか?

…そうです! 正解です!

なんと貸借対照表と損益計算書で当期純損失の額が同じなんです!

ちなみに同じ期間で貸借対照表と損益計算書を作成して、当期純損失(あるいは当期純利益)が合致していないとどこかが間違っているということになります

会計記帳をしていて一番緊張する瞬間ですね

まとめ

会計記帳の基礎について解説しましたが、いかがだったでしょうか

一番最初に確定申告はおまけだと言った理由が分かるかとおもいます

事業が健全に運営できているかを知るためには会計記帳は必須事項なのです

さて、会計記帳の概要について学んだところで、次はいよいよ、実践編に移っていきます

会計記帳のスキルをみにつけ、事業の健全な運営を身に着けましょう

最後に宣伝です

有馬社労士事務所では会計記帳の業務も承っています

内容は月々の仕訳帳の作成と損益計算書・貸借対照表の代行作成です

料金は以下のようになっています

仕訳数 料金
100仕訳まで 10,000円
101仕訳~150仕訳 15,000円
151仕訳~200仕訳 20,000円
200仕訳以上 要相談

また、社労士ならではサービスとして、社会保険・労働保険の相談に関して無料で行わせていただいております

手続きや何かを作成する場合は料金をいただきますが、その場合は顧問先料金で対応させていただいております

ご興味ご関心おありの方は是非こちら『Contact』のページか、下記の電話番号よりご連絡ください

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです

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