青色申告対応。会計記帳のやりかたについて解説します。損益計算書編①

おはようございます、社労士の有馬です

10月になりだいぶ寒くなってきましたね

そろそろ年末も近づいてきているということで、今回は損益計算書について解説してみたいと思います

損益計算書は事業が健全に動いているのかを知る上でかなり重要です

損益計算書についてあまり詳しくないという人は、この機会に私と一緒に損益計算書について学んでいきましょう

もくじ

会計記帳のやり方仕訳編の続きにあたる記事となります

この記事単体でもわかるようにしていますが、会計記帳についてより深く知りたいという方は、過去の記事も是非ご覧くださいませ

少し長くなるので、この記事では実際に損益計算書を作成するところまでは解説しません

損益計算書の作成方法を知りたい方は、後日公開予定の記事、青色申告対応。会計記帳のやりかたについて解説します。損益計算書編②をご参照ください

損益計算書とは

損益計算書とは利益と費用を一目で分かるようにした表のことです

別名P/L(Profit and Loss)と呼ばれたりもします

会計記帳の基本編では簡単な損益計算書を実際に作成して紹介しました

ちなみにこういったものです

費用 収益
新聞図書費
消耗品費
諸会費
1,000
108
25,000
売上高
当期純損失
10,000
16,108
合計 26,108 合計 26,108

しかし、個人企業や、小規模の事業所であれば、この程度でも問題ないのですが

規模が大きかったり、より細かく見ていきたい場合は、もう少し詳細の分かる損益計算書が必要です

なので、今回は前回よりも、より細かい損益計算書の作り方について解説していきたいと思います

損益計算書の用語説明

損益計算書を作成する上で、どうしても避けて通れないのが用語関係です

なぜなら損益計算書は

まず売上高から売上原価を引いて売上総利益を求めそこから販売費および一般管理費を引いて営業利益をだしてでてきた営業利益と営業外収益を足したものから営業外費用を引いて経常利益を算出し算出した経常利益と特別利益を足したものから特別損失を引いて税引前当期純利益を求め求めた税引前当期純利益から法人税等を引いて当期純利益が出てくる

という作業をするからです

分かりますか? 分かりませんよね?

というかこれの意味が分かる人はこの記事を読む必要はありません

会計記帳に十分詳しいので、安心してその業務に取り組んでください

分からなかった人は、私と一緒に一つ一つ単語の意味を確認していきましょう

売上高

まずは売上高です

売上高とは本業で得た収益のことです

小売店なら商品を売って得たお金ということです

ここから色々なものをさっぴいていくのが損益計算書を作るという作業になります

売上原価

売上原価は最も大きな意味で言うと仕入れ値のことです

50円で仕入れた商品を100円で売った場合、100円が売上高で、50円が売上原価ということになります

しかし、小売店などでは通常在庫を持っていると思うので、正確な売上原価は以下のように求めます

売上原価 = 期首棚卸高 + 今年度仕入高 - 期末棚卸高

つまり、期首(会計年度の初め)の在庫と、今年仕入れた分を足して、期末(会計年度の最後)にある在庫を引けば、今年度の売上原価が分かるということです

売上総利益

売上総利益とは

売上高-売上原価

のことで、いわゆる粗利のことです

大まかにどれくらいの利益がでているという事がわかる、損益計算書作成の第一着地点でもあります

販売費および一般管理費

販売費および一般管理費とは販売費と一般管理費をセットにしたいいかたです

まず、販売費とは売上を上げるために使った費用のことで、例えば広告費とか手数料とか実際に販売を行っている従業員の給料のことを意味します

次に、一般管理費とは会社全体のために使った費用のことで、地代家賃や光熱費、、通信費、管理部門の給料を意味します

営業利益

営業利益とは

売上総利益-販売費及び一般管理費

のことです

粗利から販売費及び一般管理費を引いた金額となります

この営業利益が損益計算書の第二の着地点となります

営業外収益

営業外収益とは本業以外で得た利益のことです

例えば株の配当金であったり、土地を貸していたお金、お金を貸していた場合の受け取り利息などがこれにあたります

営業外費用

営業外費用は営業外収益の逆です

本業以外で出た費用のことで、お金を借りていたときの利息や、株を売ったときに出た損金などがこれにあたります

経常利益

経常利益は

営業利益+営業外収益-営業外費用

のことです

よく経理の人や株の売買を行っているが経常(けいつね)経常(けいつね)といっていますが、このことです

この経常(けいつね)が損益計算書の3つ目の着地点となります

特別利益

特別利益はその期のみにしか発生しないであろう特別な利益のことです

例えば固定資産(土地とか建物)を売ったときに出た利益とか株(長期間保有していたもの)を売って出たお金とかです

特別損益

そして特別損益はその逆でその期にしか発生しないであろう特別な損益のことです

火災で財産を失ったり、固定資産を売って出た損益とかがこれにあたります

税引前当期純利益

税引前当期純利益とは

経常利益+特別利益-特別損失

のことで、損益計算書の4つ目の着地点です

売上高は高いのに、なぜか損が出ている(又はその逆)という場合はこの部分が大きい場合があります

ちなみに余談ですが、この部分が大きくて損が出ていても金融機関の信頼は失わないといわれています

法人税等

法人税等とはそのまんまで法人税などです

法人税や法人住民税、法人事業税のことをいいます

当期純利益(当期純損失)

売上高から全ての費用を引いて出てきた金額がこの当期純利益(当期純損失)になります

税引前当期純利益-法人税等で出てくる金額でもあり

損益計算書の最後の着地点となります

まとめ

売上高から売上原価を引いて売上総利益を求めそこから販売費および一般管理費を引いて営業利益をだしてでてきた営業利益と営業外収益を足したものから営業外費用を引いて経常利益を算出し算出した経常利益と特別利益を足したものから特別損失を引いて税引前当期純利益を求め求めた税引前当期純利益から法人税等を引いて当期純利益が出てくる

という分かりにくい文章も、用語の意味を理解すると、なんとなくつかめてきたのではないかと思います

次回は損益計算書の作り方を解説します

実際例を出して順々に作ってみたいとおもいますので、次回の記事も是非お読みください

最後に宣伝です

有馬社労士事務所では会計記帳の業務も承っています

内容は月々の仕訳帳の作成と損益計算書・貸借対照表の代行作成です

料金は以下のようになっています

仕訳数 料金
100仕訳まで 10,000円
101仕訳~150仕訳 15,000円
151仕訳~200仕訳 20,000円
200仕訳以上 要相談

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それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです

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