おはようございます、社労士の有馬です
先日国民年金基金について解説しましたが、第一号被保険者(国民年金に加入している人)で、年金を増やす方法がもう一つありましたので補足で解説したいと思います
前回の内容と是非あわせてご覧ください
もくじ
前回の記事の補足記事です
前回の記事をまだお読みでない方は是非そちらもご覧ください
国民年金のプラスアルファは国民年金基金。国民年金基金について解説します
おはようございます、社労士の有馬です
厚生年金は基礎年金部分と報酬比例部分の二階建ての給付が行われますが、通常国民年金には一回部分の基礎年金部分しかありません
しかし、国民年金基金に加入することで、国民年金にも二階建て部分を追加することができます
今回はそんな国民年金基金について解説していきたいと思います
付加年金について
国民年金の第一号保険者(自営業者や無職者)と任意加入被保険者(65歳以上を除く)は、定額保険料に付加保険料を上乗せすることで
将来受給する年金額を増やすことができます
付加保険料の金額は月額400円で、付加年金額は
200円 × 付加保険料納付月数
で計算されます
ちなみに付加保険料ですが40年払い続けたとして
400円 × 480ヶ月 = 192,000円
合計で192,000円払うことになり
年額で
200円 × 480ヶ月 = 96,000円
96,000円支給されるので、二年間で元が取れるということになります
付加年金は市区町村窓口で申込みができますが、国民年金基金との併用ができないので注意しましょう
まとめ
付加年金は掛け金も少なく、2年で元が取れるシステムなのですが、掛け金が少ない分、リターンもそこまで多くありません
一方、国民年金基金は掛け金は大きいものの、将来年金として給付される金額は付加年金と比べて大きいものとなっています
しかし、二つの制度を併用することはできないので、どちらが自分に必要なのかを把握した上で、プラスアルファの制度に加入するようにしましょう
それでは今回は以上となります
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです