年金手帳が二つある。なぜ? どうすればいい?

おはようございます、社労士の有馬です

年金手帳は一人一冊ですがなぜか手元に二つあるという方はいらっしゃらないでしょうか

そういった方はもらえる年金額が減っている場合があるので要注意です

今回の記事ではなぜ年金手帳が二冊あるのか、年金手帳が二冊ある場合はどうすればいいのかを解説します

もくじ

この記事を書いている私は勤務・開業合わせて社会保険労務士を4年ほど

日本年金機構大阪広域事務センター(大阪の年金機構に届出された届書を一括で審査する場所です)にも勤務していた経験があります

年金手帳が二冊あると将来もらえる年金額に不都合が起こります

そうならないためにも今のうちに手続きを済ませておきましょう

年金手帳が二冊ある理由

年金手帳が二冊ある理由

年金手帳は通常一人一冊ですが、なぜか手元に二冊ある場合があります

この問題は数年前(もしかしたら十数年前?)に一度大きく話題に取り上げられたことがあり、いわゆる『消えた年金問題』としても有名な事件です

『消えた年金問題』について知らない方がいるかもしれないので、ざっくり説明すると、不明な年金記録が5千万件ほど見つかり、正常に年金が給付されていないことが発覚した事件のことです

このことは社会に大きな波紋を呼び、政権交代が起こったり、社会保険庁が解体されたりしました

年金手帳が二冊ある問題は実はこの『消えた年金問題』の一つであるといえるのです

この『消えた年金問題』が起きた理由は今でこそ一人一つの基礎年金番号をずっと使い続けるようになりましたが、基礎年金番号導入以前は制度によって番号(手帳番号)が違い、例えば国民年金と厚生年金では年金番号が違うものでした

そして、制度間の移動が起こると番号が変わってしまうことから勘違いが起こってしまい、転職の際に会社側で新規登録をしてしまうと年金手帳が増えていくという間違いが起こってしまったのです

年金手帳が二つあるとこうなる

年金手帳が二つあるとこうなる

さて、そんな増えた年金手帳ですが、二つ(人によってはもっと)あることによって大きなデメリットがあります

それは将来もらえる年金額が減ってしまうのです

なぜなら年金記録は手帳に記されている番号で管理されているものですから、二つ番号があると別々の記録として管理されてしまうからです

例えばA社に勤めていたときの年金手帳とB社に勤めていたときの年金手帳があったとして、B社の年金手帳に書かれている番号で年金を請求した場合、B社の分しか反映されないことになります

A社の分は別の記録ですから、せっかく払ったのに無かったことにされてしまうのです

そうならないためにも、年金手帳が手元に二冊あったなら必ずまとめる手続きを行っておきましょう

二冊ある年金手帳を一冊にまとめる方法

二冊ある年金手帳を一冊にまとめる方法

二冊ある年金手帳をまとめる手続きはお近くの年金事務所でできます

お手元にある年金手帳を全て持参してお近くの年金事務所に相談してください

その際、本人確認ができるものが必要ですので忘れずに持っていくようにしましょう

基礎年金番号通知書があればそれも一緒に持っていくことをおすすめします

その他にも年金定期便が二通来る場合は、手帳が二冊なくても別々の番号で管理されている可能性があります

少しでもおかしいと思ったら、迷わずに専門家かお近くの年金事務所に相談してみてください

まとめ

年金は制度の変化が激しく、そのせいでおや、と思うことが起こりがちです

少しでもおかしいと感じたらすぐに専門家かお近くの年金事務所に相談にいきましょう

今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです