【増える?】年金っていつからもらえるの?【減る?】

年金っていつからもらえるの?

人によって増えるとか減るとか聞いたけど何の話?

こういう質問に答えます

注:ここでいう年金はすべて老齢によってもらえる老齢年金のことを指します

この記事の内容

年金がもらえる年齢

生年月日によって早くもらえる人もいる

もらい方によって年金は増える?/減る?

 

この記事を書いている私は社会保険労務士として勤務・開業合わせて通算4年ほど

日本年金機構広域事務センターに勤務していたこともあります(各地の年金事務所で預かった届書を処理する場所です)

そんな私が年金がいつからもらえるのかについて解説していきます

年金がいくらもらえるのか知りたい方はこちらの記事も是非ご覧ください

【老齢年金】年金っていくらもらえるの? もらえる年金額は果たしていくら?【サラリーマンと自営業】

そろそろ定年だけど年金っていくらもらえるの?
年金のもらえる年齢、年金がもらえる条件を教えてほしい
こういう質問に答えます

年金のもらえる年齢

 

年金がもらえる年齢は65歳からです

もらえる条件は

国民年金に10年以上加入していると老齢基礎年金がもらえ、

厚生年金に一ヶ月でも加入していればプラスアルファで老齢厚生年金がもらえます

ただ65歳になっても黙っていたら年金はもらえず、自分で手続きをする必要があります

年金がもらえる3ヶ月くらい前に老齢年金の裁定請求書が送られてくると思いますので、手続きを行ってください

手続きは平均2~3ヶ月ほどかかり、遅れた分は後ほどまとめて振り込まれます

その後は偶数月の15日に2ヶ月分がまとめて振り込まれます

もし手続きが遅れたとしても、5年間はさかのぼってもらえるので安心です

生年月日によって早くもらえる人もいる

 

年金がもらえるのは65歳からだと前の段落でいいましたが、実はそれよりも早くもらえる人がいます

それはこういう人たちです

昭和24年4月2日 ~ 昭和28年4月1日生まれの男性
昭和29年4月2日 ~ 昭和33年4月1日生まれの女性
60歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえます

 

昭和28年4月2日 ~ 昭和30年4月1日生まれの男性
昭和33年4月2日 ~ 昭和35年4月1日生まれの女性
61歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえます

 

昭和30年4月2日 ~ 昭和32年4月1日生まれの男性
昭和35年4月2日 ~ 昭和37年4月1日生まれの女性
62歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえます

 

昭和32年4月2日 ~ 昭和34年4月1日生まれの男性
昭和37年4月2日 ~ 昭和39年4月1日生まれの女性
63歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえます

 

昭和34年4月2日 ~ 昭和36年4月1日生まれの男性
昭和39年4月2日 ~ 昭和41年4月1日生まれの女性
64歳から特別支給の老齢厚生年金がもらえます

 

それ以降の方は65歳から年金がもらえるようになります

・・・・・・

ちなみに何故このような事になっているのかというと、昔は60歳から年金がもらえたという事情があったからです。

現在は法律が変わり65歳から年金がもらえるようになっていますが、激変緩和措置という事で、期間限定で、65歳より早くもらえる人がいるというわけです

昭和24年4月1日以前生まれの男性、昭和29年4月1日以前生まれの女性の方はさらに定額部分と呼ばれる年金ももらえますので、もし該当するならお近くの年金事務所に問い合わせてみるといいでしょう

もらい方によって年金は増える?/減る?

 

繰り上げ支給

 

前の段落で生年月日によって早くもらえる方がいるという話をしましたが、実はそれ以外にも年金を早くもらう方法があります

それは年金の繰り上げ受給という方法で、希望すれば60歳から年金を受け取ることができます。

そのかわりもらえる金額も少なくなり、ひと月繰り上げするたびに0.5%、最大30%減額されます

一度決めた減額率は変更されませんので注意が必要です

また老齢厚生年金がもらえる人は同時に繰り上げの請求をする必要があります

満額の老齢基礎年金、77万9,300円もらえる人が60歳から年金をもらい始めた場合と、65歳から年金をもらい始めた場合の比較

繰り上げ支給を利用して60歳から老齢基礎年金をもらい始めた人

60歳~65歳
77万9,300 × (100% - 30%) × 5(年) = 272万7,550円

70歳まで計:545万5,100円
75歳まで計:818万2,650円
77歳まで計:927万3,670円

 

65歳から老齢基礎年金をもらい始めた人

65歳~70歳
77万9,300円 × 5(年) = 389万6,500円

70歳まで計:389万6,500円
75歳まで計:779万3,000円
77歳まで計:935万1,600円

 

繰り下げ支給

 

繰り上げ受給とは逆に繰り下げ受給という方法もあります

この方法は本来65歳からもらえるはずの年金を後からもらうことによって、年金のもらえる金額を増やすというものです。

66歳~70歳の好きなタイミングで年金の請求ができ、一月遅らせるごとに0.7%増額されます

最大42%年金の額が増額されます

この制度は同時にしなければならない繰り上げ請求とは違って老齢基礎年金と老齢厚生年金を別々に繰り下げることができます

 

65歳から老齢基礎年金をもらい始めた人

65歳~70歳
77万9,300円 × 5(年) = 389万6,500円

70歳まで計:389万6,500円
75歳まで計:779万3,000円
80歳まで計:1,168万9,500円
81歳まで計:1,324万8,100円

 

繰り下げを利用して70歳から老齢基礎年金をもらい始めた人

70歳~75歳
77万9,300円 × (100% + 42%) × 5(年) = 553万3,030円

80歳まで計:1,106万6,060円
81歳まで計:1,327万9,272円

 

以上となります

この記事を読んで、年金がいつからもらえるのか、どうやってもらえばいいのかというイメージが少しでも湧いたらなら幸いです