【老齢年金】年金っていくらもらえるの? もらえる年金額は果たしていくら?【サラリーマンと自営業】

そろそろ定年だけど年金っていくらもらえるの?

年金のもらえる年齢、年金がもらえる条件を教えてほしい

こういう質問に答えます

この記事の内容

ズバリ! 年金っていくらもらえるの?

厚生年金について

結局いくらもらえるの?

 

この記事を書いている私は開業・勤務社会保険労務士として通算4年ほど

日本年金機構広域事務センターに勤務していた経験もあります(広域事務センターとは地域の年金事務所で預かった届書を処理する場所のことです)

この記事では年金はいくらもらえるの? という疑問について、かなりふんわりざっくり説明しています

なぜ詳しく説明しないかというと、年金は経過措置が色々あって非常にややこしく、すべて説明すると余計に理解しづらく感じると思うからです。

5分ほどで読めるわかりやすい記事を心がけていますが、もし読むのがめんどくさい、理解しづらいと思われた方は、最後の段落の『結局いくらもらえるの?』まで飛ばしてください。

ズバリ! 年金っていくらもらえるの?

 

ズバリ! 年額77万9,300円(平成30年)です

とはいえこれは年金の最も基礎的な金額、老齢基礎年金の満額でして、自営業の方やサラリーマンの奥さんがこの金額になることが多いです。

ちなみに満額というのは20歳~60歳までの全期間保険料を納めた人がもらえる額のことです。その期間に未納であったり免除してもらったりした期間があると、その分減額されます。

ちなみに老齢基礎年金の計算方法は

77万9,300円(平成30年) × (保険料納付済み期間(月)+ 免除月(割合))÷ 480(40年)

 

一見複雑な式に見えますが、実は満額を払った割合で割っているだけです

要は払った分だけもらえるということですね

免除月に関しては年金には全額免除、3/4免除、半額免除、1/4免除という制度があって、免除されたぶんだけもらえる年金が減ります

免除月の計算は左から免除月に4/8・5/8・6/8・7/8を掛けます

なぜこんな数字になるのか気になる方がいると思うので、軽く説明しておくと、保険料を納めると国が半分負担してくれるので、8分の~という数字になるわけです

ひと月に払う保険料を8/8と考えて、その半分の4/8を国が。残りの4/8に対して免除された分を引くという計算になります

サラリーマンの方はこの基礎的な金額にプラスアルファで老齢厚生年金がもらえます。

年金のイメージ

自営業・自営業の奥さん・サラリーマンの奥さん

もらえる年金は老齢基礎年金

 

サラリーマン

もらえる年金は老齢基礎年金 + 老齢厚生年金

 

実は老齢厚生年金がもらえるサラリーマンには条件があるのですが、ここではわかりやすいように区別せずに書いています。

ざっくり週40時間(一日8時間)働くサラリーマンの方を想像してください。

また、自営業の方も自営業の方の奥さんもサラリーマンの奥さんもサラリーマンの方も、これ以外にもらえる可能性のある年金があるのですが、書くと際限なくややこしくなるので(社労士試験で受験性がつまづく原因ナンバーワンは間違いなくこれ)ここでは割愛します。

とりあえずなんとなくイメージで年金について理解してもらえればいいなあ、というふんわりざっくりした感じでこの記事を書いています。

年金の本当に基礎の基礎。もらえる年金の一番基礎的なイメージは上に書いた破線に囲まれている年金のイメージ通りです。

・・・・・・

さて、ここから厚生年金の話をしようと思うのですが、少しややこしい、というか制度の仕組みなどの話をすることになります。

なので、制度に興味がないという方や、とりあえずざっくりもらえる年金の額が分かればいいという方は、ここまで飛ばしてください

厚生年金について

年金がいくらもらえるのか分からない。年金制度が理解できないと言われるのはこの厚生年金が原因です。

いちおうざっくりとした計算式がこちらです。

平成15年3月までの平均標準報酬月額 × 7.125 / 1000 × 平成15年3月までの加入月数

平成15年4月以降の平均標準報酬額 × 5.481 / 1000 × 平成15年4月以降の加入月数

もしくは

(平成15年3月までの平均標準報酬月額 × 7.5 / 1000 × 平成15年3月までの加入月数

平成15年4月以降の平均標準報酬額 × 5.769 / 1000 × 平成15年4月以降の加入月数)

×

スライド率(平成30年は0.997)

 

このうちのどちらか高い方です

訳がわかりませんという声が聞こえてきそうですが、私も当初はさっぱりわかりませんでした

まず用語から説明すると

平均標準報酬月額というのはボーナスを除いた平均給料のことです。
標準報酬月額表というのがあり、当時もらっていた給料を表に当てはめて現在水準に直します

もう一つの平均標準報酬額はボーナスを足して年収を12で割った金額の平均のことです。
標準報酬月額表に当てはめ現在水準に直すのは同じですが、ボーナス(賞与)を標準賞与額表にあてはめて現在水準に直します。

ざっくりとした標準報酬月額と標準報酬額の理解

平均標準報酬月額 = ボーナスを除いた月収の平均 (平成15年3月までの期間)

平均標準報酬額 = ボーナスを加えた年収を12で割った額の平均 (平成15年4月以降の期間)

 

なぜこのようなことになっているのかというと、途中で法律が変わってしまったためです

法律が変わる前と変わった後で、不公平にならないように、こうした措置が取られたというわけですね

また現在と当時の貨幣価値が違うことから年ごとに再評価率というのを用いて正確な数字を割り出します

訳がわかりませんね

実際に計算しようとするとかなりしんどいものがあります

結局いくらもらえるの?

厚生年金の金額を出すのはあまりにも難しいので簡単な計算式をご紹介します

平均月給(賞与含まず)(万円)× 900 × 加入年数(平成15年3月まで)+ 平均月収(年収÷12)(万円)× 660 × 加入年数(平成15年4月から)

です。

かなりわかりやすくなったのではないでしょうか。

例えば

平成15年4月までの平均給料(賞与含まず)が20万円で、厚生年金の加入年数が15年あったとすると、20(万円)× 900 × 15(年)= 27万円

平成15年4月以降の平均月収(年収÷12)が50万円で、加入年数が15年あるとすると、50(万円)× 660 × 15(年)= 49万5000円

足して27万円 + 49万5000円 = 76万5,000円

 

ざっくりですがこれくらいの金額となります

まとめ

年金の額は老後のライフプランに関わってくるもので、早めに数値を把握しておくにこしたことはありません。

そろそろ定年を迎える。あるいは定年を迎えた方はこの記事をきっかけに年金がいくらもらえるのかを調べておくことをおすすめします

ここではざっくりの金額の計算方法を載せましたが、もし、正確な額が知りたいという方は、年金定期便をご覧になるか、お近くの年金センターに相談してみましょう。

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。