【ボーナス】民間主要企業の夏のボーナス87万円超え。ボーナスの定義について解説します【賞与】

おはようございます、社労士の有馬です

厚生労働省のHPに平成30年の民間主要企業の夏のボーナスが87万円を超えたという発表がされていました。社労士にはボーナスなんてものはないのでうらやましい限りですが

このニュースを見る限り、日本の景気は少なからず上向いているのでしょう

サラリーマンにはとてもうれしい夏のボーナス

しかし、ボーナスを支払うことで発生する社会保険の手続きというのが存在するのは労務管理に携わる人ならご存知かと思いますが

ボーナスの定義については案外知らないという人も多いのではないでしょうか

今回はそんなボーナスの定義について解説していきたいと思います

この記事を書いている私は社労士として4年ほどの経験があります

社会保険や労働保険に携わっていて思うのは用語の知識の正しい理解が重要だということです

あやふやになりがちな用語について、私と今回の記事で一緒に確認していきましょう

ボーナスの呼び方色々

ボーナスには色々な呼び方がありますよね

賞与や夏季・冬季手当て、決算手当て、特別手当、寸志等々

会社によって様々な呼び方で呼ばれていますが、これらは実際同じものなのでしょうか

給料の2か月分や3か月分、あるいは計算方法があったり、定額であったり金額も様々ですが、何故そういうことがおきているのでしょうか

その答えは、ボーナスの起源にまでさかのぼります

今の日本で当然に払われているボーナスの起源は明治時代の三菱商事にあります

その頃の三菱というのは海運会社だったのですが、ライバル会社から航路を守り通したことをたたえて、社員に配った一時金がボーナスの起源とされています

つまり、ボーナスとはもともと本当に特別な時に支給される一時金だったわけです

ちなみに労働基準法にも一定期間ごとに賃金を払うべし(月給などのお給料のことです)とはかかれていますが、ボーナスを払うべしとは書かれていません

ボーナスは会社が自主的に払っている特別なお金なのです

だから払ったり払われなかったり、金額が違ったり会社によって色々な呼び方があるんですね

その証拠にボーナスのある会社の就業規則にはボーナスを払う条件や金額の計算みたいなのが書かれているはずです

特別なお金なので、払わない場合も金額が減る場合もありますよ、と宣言しているわけですね

ボーナスの定義について

そんなボーナスですが、社会保険的には賞与と呼ばれています

この記事ではこれからボーナス、夏季・冬季手当てなどそれっぽい言葉がでてきたら賞与と読み替えてください

それらはこの記事では全て同じ賞与を意味しています

さて、そんな賞与ですが、実は定義が厳密に決まっています

それは定期的・又は臨時的に支払われるもので、三ヶ月を超える期間ごとに受けるものです

ここで重要なのは、太字の三ヶ月を超える期間ごとに受けるもの、という部分です

これ以外は社会保険的には月給の中に含めて考えます(月給の中に含めて考えるということは、社会保険料の計算の区別をする、という意味です)

二ヶ月に一度ボーナスや、一週間ごとに何らかの理由で支払われる寸志はボーナスではなく、月給に含みます

ちなみに何故こんな決まりができたかというと、昔々に不正があったからだそうです

どんな不正か詳しく書くと長いので割愛しますが、要は昔、賞与には社会保険料がかからなかったんです

そして3ヶ月に一回という縛りが無ければ…といった形です。色々なことを考える人がいるものですね

ボーナス豆知識

最後にボーナス豆知識、なんてものを話してこの記事を終わろうかと思います

社会保険的には何の関係もないただのトリビア知識ですので、気楽にお読みください

さて、ボーナスの発生起源は明治時代の三菱だと書きましたが、その起源というのは今のボーナス制度の起源というだけで、ボーナスらしきものが支払われたのはその前の江戸時代にまで遡ることができます

落語を聞く人なら知っているかもしれませんが、仕着せや氷代、餅代という名前でそれは呼ばれていました

「餅代にもならない」という慣用句はここから来ているんですね

この時代の賞与は金銭ではなく、現物支給のところも多かったようです

ちなみに海外にもボーナスの制度はあるのですが、日本のようにきっちりと決まったものではないようです

中には車を支給したりする会社もあるそうな

まとめ

いかがだったでしょうか

ボーナスの時季になると労務管理担当者は嬉しさの反面、ちょっと手続きがめんどくさいと思いがちですが

そういうときにちょっとこの記事の内容や豆知識を思い出していただければ楽しく…なりませんね。すみません

まあ、後輩と飲みにいったときにでも話すネタにでもしていただければと思います

ちなみに社労士試験受験者の方がこのページを見ていましたら、この記事の内容は是非覚えておくといいでしょう

豆知識はともかく、ボーナスの定義やそれにまつわる事項は社労士試験の頻出事項ですからね

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです