混同しているとヤバい知識ナンバーワン。振り替え休日と代休の違い

おはようございます、社労士の有馬です

いきなり本題ですが、振替休日だと代休の違いをご存知でしょうか

一時期話題になったことから違うということはご存知の方は多いと思いますが

どう違うのか具体的に知っているという人は実は結構少ないのではないかと思います

そこで今回は振替休日と代休についてお話していきたいと思います

代休と振り替え休日では割増賃金に差がありますので、働き方改革が始まるまえにポイントを押さえておきたいですね

休日2種類。所定休日と法定休日

振替休日と代休の違いに入る前に所定休日と法定休日についてお話したいと思います

皆さんは休日には2種類あるのをご存知でしょうか

そんなの知ってるよという方は、振替休日と代休の違いにまで進んでいただくとして

実は休日には二種類会って所定休日と法定休日というものがあります

まず、法定休日ですが

法律上休日は1週間に一回、もしくは4週間に4日与えなくてはいけないとされており

この法律上定義された休日の事を法定休日と言います

逆にその他の休日を所定休日といいます

週40時間という労働時間の縛りから週休二日にしている会社が多いかと思いますが、その片っ方のことですね

そして代休とは法定休日にある条件を満たさずに労働させたときに発生します

その条件について詳しく見ていきましょう

ちなみに法定休日に関しては何曜日にせよとは法律できまっていないので、就業規則で定義しておくといいと思います

振替休日と代休の違い

振替休日と代休はどちらも労働した日の代わりに休日が与えられる制度ですが

同じ事をやっているようで細かく内容を見ていくと全く違っています

まず振替休日ですが、本来ある労働日と休日をあらかじめ振り替える、制度です

一方代休は、休日に労働させた場合代償として後に他の労働日を休日にして休ませる、制度です

どこが違うかお分かりでしょうか

そうです、このあらかじめという部分が重要なんです

あらかじめ労働日と休日を振替えた場合は振替休日となり

いきなり出勤させて後日休日を与えた場合は代休となります

イメージとしては、日曜日に急に呼び出されて働いた場合は代休

金曜日の帰り際に肩を叩かれて、日曜出勤ね、その代わり月曜休んでいいから、といった場合には振替休日となります

振替休日と代休を混同すると何がヤバいのか

振替休日と代休の違いについてお話したところで、本題の振替休日と代休を混同すると何がヤバいのかについてお話しすると

結論から言うと、振替休日と代休では支払う給料が変わってきます

振替休日は労働日と休日の交換なので通常の賃金支払でいいのですが

代休は休日に労働しているので、休日労働手当として通常の1.35倍の賃金を支払わなければいけません

この休日手当が支払われていないと未払い賃金が発生するということになるのでヤバいということです

いま、未払い賃金は大きな問題になっている部分ですからね

問題になっている未払い賃金の中には相当量無自覚の未払い賃金が含まれていると個人的に思っています

あと、振替休日も代休も残業手当や深夜手当は発生しますので、その点も注意が必要です

まとめ

法定休日もそうですが振替休日に関しても就業規則で手続きのやり方や制度を規定しておく必要があります

最近まとめに就業規則云々と書くことが多いですが、それだけ就業規則が重要ということです

ほとんどの社労士のHPで就業規則の作成をオススメしているのはそういった理由からだと思います

就業規則(できればマニュアル)を準備しておくだけで防止できるトラブルは結構ありますからね

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです

追記

振替休日のあらかじめの部分に関してですが

最低でも前日までにとなっています