サマータイムについて労務管理の点から社労士が解説します

おはようございます、社労士の有馬です

まだまだ暑い日が続いていますが、今回はそんな暑さに関する話題です

東京オリンピックに備えて8月の初旬に安部総理とオリンピック・パラリンピック委員会の会長である森委員長と会談があり、そこでサマータイムの話題が出たそうです

サマータイムとはざっくりいうと生活時間を早める制度ですが、もし取り入れたとして労務管理にどのような影響がでるのでしょう

社労士が詳しく解説していきます

もくじ

 

この記事を書いている私は社労士として勤務・開業合わせて4年ほど

最近は働き方改革や新しい労務管理の制度について詳しく調べています

サマータイムの話題は毎年現れては消え、消えては現れているような気がしますが、サマータイムってそもそもなんなのでしょうか。サマータイムを導入することで、どういうメリット・デメリットが生じるのでしょうか。また、他に代替案はないのでしょうか

そんなサマータイムを労務管理の観点から解説していきます

サマータイムについての解説

サマータイムについての解説

まずはサマータイムの解説です

サマータイムとはざっくりいうと生活時間を早める制度です

元々はヨーロッパで考えられた制度で、日照時間が長くなる夏を有効活用するために生まれた制度です

あっちの方の国は夏と冬で日照時間が全然違いますからね。フィンランドの白夜は有名です

具体的にどのようなことをするのかというと、日照時間の延びてくる季節に月日を決めていっせいに時計の針を進めるのです

例えばアメリカでは3月の第二日曜日の午前二時に時計の針を1時間進めます。そして夏が終わる11月の第一日曜日に進めた一時間の針を戻すのです

そんなサマータイムですが、日本では少し違う文脈で語られます

日本は夏と冬でヨーロッパほど極端に日照時間が違うということはないのですが、夏が極端に暑いのです

サマータイムはこの暑さをどうにかしようという事で、今回議論に上っています

サマータイム導入の労務管理上のメリット・デメリット

サマータイム導入の労務管理上のメリット・デメリット

サマータイムについて説明したところで、次はサマータイムを導入すると労務管理上どういうメリット・デメリットがあるのか見てみましょう

記事の内容を読みながら是非自分の会社でシミュレーションしてみてください

サマータイム導入のメリット

 

サマータイムが導入されると実際よりも早い時間から仕事が始まり、早い時間に仕事が終わります

暑い時間の仕事が減ることから、エアコンや照明をつける時間が減り、電気代の節約になるでしょう

従業員も涼しい時間から出勤できるので、仕事前に無駄な体力を使うことがなくなり、仕事の効率が上がることが予想できます

さらに帰りの時間も早いので、明るい時間を趣味や勉強の時間に充てることができます

まとめるとサマータイムには以下のようなメリットがあります

サマータイム導入のメリット
  • エアコン・照明を使用する時間がへるので電気代の節約になる
  • 朝の涼しい時間に出勤できるので体力を使わないですむ
  • 帰りの時間は明るいので趣味や勉強の時間に充てることができる

 

サマータイム導入のデメリット

 

サマータイム導入のデメリットはなんといっても長時間労働につながりやすいという点でしょう

普段よりも明るい時間に終業の時間がくるので、サマータイム前の感覚で働いてしまうことが考えられます

また、小売業や飲食業の場合だと、サマータイムのお客さんとサマータイム前の感覚で働いている人の両方に対応しなければならなくなるので、結果的に労働時間が延びてしまうということが予想されます

その他のデメリットとしては、時計の針はいつも通りの時間をさしていても、実際には早く起きるわけですから、遅刻や欠席、健康を崩してしまう従業員が出ることが考えられます

サマータイム中の従業員のワーク・ライフ・バランスにはいつも以上に気を配る必要があるでしょう

最後にシステム面の問題です

サマータイムを導入すると会社で導入しているシステムも早めなければいけません

社内で対応できればいいですが、外部に発注するとなるとその分費用がかかってしまいます

サマータイム導入のデメリットをまとめると以下のようになります

サマータイム導入のデメリット
  • 長時間労働につながりやすい
  • 従業員のワーク・ライフ・バランスが崩れやすい
  • サマータイムに対応するための費用がかかる

 

サマータイムの代替案はこれ

サマータイムの代替案はこれ

サマータイムは日本においては暑さ対策の側面が強い制度だと最初の方に書きましたが、他にも似たような制度があります

それはテレワークです

テレワークは在宅で仕事をすることで、これからの多様な働き方へのニーズを満たしてくれるものだと期待されています

技術が発展し、遠隔でも労働時間を正確に管理することができるようになった事から可能になった働き方で、この働き方の事を話すときはいつも時代の進歩を感じます

テレワークについては過去にも解説したことがありますので興味のある方は是非そちらもごらんください

テレワークまとめ

テレワークまとめ

テレワークについての解説記事をまとめました

テレワークの導入方からF&Qまでさまざまなコンテンツをご用意しています

まとめ記事を読む

 

テレワークならそもそも通勤時間が発生しませんし、その分の時間朝寝坊したり、自分の趣味や勉強の時間に使うことができます

もちろん労務管理の難しさや導入の難しさはありますが、サマータイム導入でも同じようなことがいえますので、どちらが会社にとって必要か考えてみるのもいいでしょう

まとめ

これまでの常識が崩れ、現代では多様な働き方が可能となってきています

多様な働き方を取り入れることは従業員満足度の向上につながり、従業員の確保という面でも効果的です

会社で使えそうな働き方を是非検討してみてください

今回は以上となります

この記事がみなさまのお役に立てれば幸いです