退職後の健康保険は二つの選択肢。任意継続被保険者について解説します

おはようございます、社労士の有馬です

早速ですが、健康保険の任意継続被保険者についてご存知でしょうか

通常仕事を辞めるとこれまでの社会保険の健康保険から国民健康保険に加入することになりますが、任意で継続して社会保険の健康保険に加入し続けることができます

任意継続被保険者とはなんなのか。また、任意継続被保険者のメリットデメリットについて解説していきたいと思います

もくじ

この記事を書いている私は社労士として4年ほどの経験があります

前回の退職の記事でも書きましたが、退職するということは長い人生の中でも中々ないものです

なので、実は退職の時に使えるお得なシステムがあってもついつい見落とされてしまうということはありがちです

任意継続被保険者のシステムはその最たるものといえます。、なぜなら、申請期間が、健康保険の資格喪失後、20日以内だからです

そんな任意継続被保険者のシステムについて今回は解説していきたいと思います

これから退職する人や、人事総務の方はこのシステムの事を知っておくと何かと役に立つかもしれません

任意継続被保険者とは

任意継続被保険者は健康保険の制度です

通常退職すると社会保険の健康保険から外れて、国民健康保険へと加入することになるのですが、退職者の申し出により、社会保険の健康保険への加入を継続することができるという制度です

これにより、国民健康保険からではなく、社会保険の健康保険の制度から給付をうけることができるようになります

任意継続被保険者の要件

任意継続被保険者になるためには以下の要件を満たしている必要があります

資格喪失日の前日までに継続して二ヶ月以上の被保険者期間があること

資格喪失日から20日以内に全国健康保険協会(または健康保険組合)に申し出ること(当日が営業日で無い場合は翌営業日まで)

要は2ヶ月以上健康保険に加入していて、仕事を辞めてから20日以内に申し出をすること、とかかれています

ちなみにこの手続きは会社ではなく、退職者自身で行い、20日以内というのは期間厳守です

任意継続被保険者になりたい人は絶対に遅れないようにしましょう

任意継続被保険者のメリット

任意継続被保険者のメリットは保険料が国民健康保険よりも安くなる可能性があることです

任意継続被保険者の保険料は全額自己負担なのですが(会社勤めの人の健康保険は半額会社負担)、それでも家族がいる場合、一人一人にかかってくる国民健康保険に比べて保険料が安くなる可能性があります

任意継続被保険者のデメリット

逆に、任意継続被保険者のデメリットは保険料が高くなる可能性があることです

独身の場合は国民健康保険のほうが通常保険料は安くなるはずなので、任意継続被保険者になるメリットはほとんどありません

また、手続きを自分で行わなければいけなかったり、保険料を毎月10日までに自分で納めなければいけなかったりと煩雑さもあります(保険料納付に関しては半年や一年単位でも納めることができます)

まとめ

任意継続被保険者については知らない人も結構多いと思うので、退職する人がいたら、ちょっとアドバイスしておくと喜ばれるかもしれません

合縁奇縁でのちのちどこかで関わるかもしれませんし、心配りをしておくにこしたことはないでしょう

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです