社会保険料・労働保険料を計算するときの報酬とは

おはようございます、社労士の有馬です

社会保険料や労働保険料を計算するときは報酬や賃金から算定しますが、そもそも報酬や賃金とはいったいどこまでの範囲をいうのでしょうか

今回はそんな社会保険料・労働保険料の計算の元になる賃金・報酬について解説していきたいと思います

もくじ

この記事を書いている私は社労士として4年ほどの経験があります

また、会計記帳の仕事も行っています

社会保険料・労働保険料の計算の元となる数字は以外に間違えやすいものが多いと思います

今回はそんな間違えやすい社会保険料・労働保険料の元となる賃金・報酬について解説していきたいと思います

社会保険料や労働保険料を計算するときの賃金と報酬の違い

社会保険料や労働保険料を計算するときに賃金や報酬という言葉が出てきますが実はこれは同じ意味です

労働保険料で計算するときは『賃金』

社会保険料を計算するときは『報酬』といいます

報酬・賃金とは給与や賃金など名称にかかわりなく、被保険者が労働したことによって受け取る全てのものをいいます

ただし、支給事由や条件が一定でなく、臨時に受け取るもの(例えば退職金や、出張旅費など)は含みません

ちなみに通勤手当は臨時に受け取るものではないので、賃金・報酬に含まれます

3ヶ月や6ヶ月単位で支給している会社もあるでしょうが、その場合は一ヵ月あたりの金額に換算して計算します

社会保険料や労働保険料を計算するときの賞与とは

賞与(ボーナス)とは年三回以内支払われる賃金・報酬のことをいいます

年4回以上支払われる賃金・報酬は月々の報酬に含まれます

社会保険料・労働保険料を計算するときは注意。こんなものも賃金・報酬に含まれる

金銭で支払われる報酬・賃金以外にも現物支給のものでも保険料の算定の基となる報酬・賃金に含まれる場合があります

たとえば住宅、衣服、食事などです

これらのものは金額に換算し報酬の額に加算しますが、実際にかかった費用で計算するのではなく、厚生労働大臣が告示している標準となる価格に基づいて計算します

ちなみに報酬に含まれるもの、報酬に含まれないものは以下のようなものです

  金銭で支給されるもの 現物で支給されるもの
報酬に含まれるもの

基本給(月給・週休・日当など)、家族手当、住宅手当、通勤手当、役付き手当、職務手当、時間外勤務手当、各種技術手当、宿日直手当、勤務地手当など

年4回以上支給の賞与

食事、食券など

社宅、独身寮など

通勤定期券、回数券

給与としての自社製品など

報酬に含まれないもの

解雇予告手当、退職手当、祝い金、見舞金など

年金、傷病手当金、労災保険の休業補償休など

家賃、地代、預金利子、株主配当金など

大入り袋など

出張旅費、出張手当など

年三回までの支給の賞与など

食事(本人からの徴収金額が、標準価格により算定した額の3分の2以上の場合)

住宅(本人からの徴収金額が標準価格により算定した額以上の場合)

被服(事務服、作業服などの勤務服など)

まとめ

社会保険・労働保険料の算出に使われる賃金・報酬は実はきっちりと決まっています

給料計算するときに間違えないようにしましょう

それでは今回は以上となります

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです