従業員の出産・育児に関する届出と手続きまとめました①

おはようございます、社会保険労務士の有馬です

従業員に関する手続きは遅れたり忘れたりすると大変な事になりますが

特に遅れたり忘れたりすると大変な手続きは出産・育児に関する届出と手続きではないでしょうか

そんな従業員にとって重要な出産・育児に関する届出と手続きを今回記事にまとめてみました

今回は1回目です

今回の記事の内容

 

この記事を書いている私は勤務・開業合わせて社会保険労務士を4年ほど

今回は出産・育児に関する届出と手続きに関してまとめました

各手続きに関しては長くなるので手続き名をクリックするとみられるようにしますので、そちらをご覧ください

また、要点だけ知りたいという方は後日各手続きのまとめ部分をまとめた記事を公開しますので、そちらをご覧ください

従業員の出産・育児に関する届出と手続きまとめました『まとめ』

従業員の出産・育児に関する届出と手続きをまとめました。時系列順に整理し、その時々で必要な手続きと届書についてまとめています。これまでの復習記事としてお使いください

出産・育児に関する手続きを行う際に気を付けるべきこと

 

出産・育児に関する手続きは種類が多く、人によって提出期限や申請書類が異なります。スムーズな手続きが行えるよう、担当者は従業員とコミニケーションをとるようにしましょう

例えばスケジュールの変更が起きた場合にすぐに対応できるよう連絡票やメールなどの連絡手段を準備したり、担当者間でマニュアル等を整備しておく必要があります

さらに出産手当金の申請には病院の証明も必要になりますから、そういった書類を産前の休暇前に渡しておくなどの配慮も必要です

出産や育児に臨む従業員さんのサポートができるよう早め早めの対応を心がけるようにしましょう

出産・育児に関する届出と手続きの時系列順まとめ

 

出産手当金

 

この制度は健康保険の制度です

被保険者が妊娠または出産のために会社を休んだ期間について、その休業期間中に給与等の全部または一部が支払われないときには、出産前後の生活の保障と母性保護の目的から出産手当金が支給されます

支給となる期間は出産の日以前42日間、出産の日の翌日から56日間です

出産が遅れた場合は出産予定日以前42日前となりますが

遅れた期間もちゃんと出産手当金は支払われるので安心してください

出産手当金の支給対象となる期間

出産予定日以前42日間 + 遅れた日数 + 出産の日の翌日から56日間

支給額は支給開始日以前の12ヶ月の各標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3

つまり直近一年間の給料の2/3くらいの金額がもらえます

また届出に必要な書類名は健康保険出産手当金支給申請書で、提出先は協会けんぽ(もしくは健康保険組合)添付書類は出勤簿と賃金台帳となっています。提出期限は会社を休んだ日の翌日から2年以内です

出産手当金の手続きをまとめるとこうなります

書類名:健康保険出産手当金支給申請書

提出先:協会けんぽ

額:支給開始日以前の12ヶ月の各標準報酬月額を平均した額÷30日×2/3

提出期限:会社を休んだ日の翌日から2年以内

妊娠、出産のために会社を休んだ期間について支給

期間は出産の日以前42日間と出産の日の翌日から56日間

 

産前産後休業取得者申出

 

この制度は健康保険と厚生年金保険の制度です

被保険者が産前産後休業期間については、健康保険・厚生年金の保険料免除を申請できるという制度で、被保険者(従業員)負担分と事業主負担分の両方が免除になります。

免除となった期間は保険料を納めたものとして取り扱われますので、将来の年金額が減るという事はありません

免除申請は産前でも産後でもできるので、通常は「産後」に行います

産前に申請を行った場合で、出産予定日と実際の出産予定日が異なった場合は『産前産後休業取得者変更(終了)届」』の提出が必要となります

提出書類名は『健康保険厚生年金保険産前産後休業取得者申出書』

提出先は事業所を管轄する年金事務所

提出期限は産前産後休業期間内となります

産前産後休業取得者申出の手続きをまとめるとこうなります

書類名:健康保険厚生年金保険産前産後休業取得者申出書

提出先:事業所を管轄する年金事務所

提出期限:産前産後休業期間内(通常は産後)

産前産後休業期間の健康保険・厚生年金の保険料を免除してもらうための申請

 

出産育児金一時金

 

出産育児一時金は健康保険の制度です

妊娠4カ月以上(妊娠85日経過)の被保険者が出産したときに支給されるもので、被扶養者が出産した場合は家族出産一時金が支給されます

死産や流産、人工妊娠中絶の場合でも支給されるので注意が必要です

被扶養者に関しては妻だけではなく、子や孫が出産した場合も含みます

支給金額は一律42万円で、双子以上の場合は42万円に人数を乗じた額が支給されます

なお、22種未満の出産、参加医療保障制度に加入していない医療機関等で出産した場合は40.4万円となりますので注意が必要です

請求方法は直接給付と事後清算のどちらかを自分で選択でき、請求方法により提出書類や添付書類がことなります

提出書類名は健康保険出産育児一時金支給申請書、または、健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書・差額申請書

添付書類は医師や助産師、市区町村の出生の証明。ない場合は出生が確認できる書類。出産費用の領収書のコピー(直接支払い制度を利用していない旨が記載されていない場合は、その証明する書類も添付)

提出先は協会けんぽ

提出期限は出産日の翌日から2年以内

出産育児一時金をまとめると以下のようになります

書類名:健康保険出産育児一時金支給申請書、または、健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書・差額申請書

提出先:協会けんぽ(健康保険組合)

額:42万円。または40.4万円

提出期限:出産日の翌日から2年以内

妊娠4ヶ月以上(妊娠85日経過)の状態で出産した場合に支給される

請求方法は直接給付と事後清算

 

まとめ

 

今回は以上となります

続きは明日の記事にて公開しますので是非そちらもご覧ください

また、すべて公開し終わったのち、まとめ記事も作成予定ですのでそちらもできあがりましたら併せてごらんください

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです