従業員の出産・育児に関する届出と手続きまとめました②

おはようございます、社会保険労務士の有馬です

従業員に関する手続きは遅れたり忘れたりすると大変な事になりますが

特に遅れたり忘れたりすると大変な手続きは出産・育児に関する届出と手続きではないでしょうか

そんな従業員にとって重要な出産・育児に関する届出と手続きを今回記事にまとめてみました

今回は2回目です

前回の記事

従業員の出産・育児に関する届出と手続きまとめ①

出産・育児に関する届出と手続きをまとめました
時系列順に並んでいるので、是非こちらも併せてご覧ください
こちらをクリックすると前の記事へとびます

今回の記事の内容

 

この記事を書いている私は勤務・開業合わせて社会保険労務士を4年ほど

今回は出産・育児に関する届出と手続きに関してまとめました

各手続きに関しては長くなるので手続き名をクリックすると見られるようにしますので、そちらをご覧ください

また、要点だけ知りたいという方は後日各手続きのまとめ部分をまとめた記事を公開しますので、そちらをご覧ください

従業員の出産・育児に関する届出と手続きまとめました『まとめ』

従業員の出産・育児に関する届出と手続きをまとめました。時系列順に整理し、その時々で必要な手続きと届書についてまとめています。これまでの復習記事としてお使いください

出産・育児に関する届出と手続きの時系列順まとめ

 

育児休業取得者申出

 

この制度は健康保険と厚生年金の制度です

この申請をすることにより、育児休業期間中は健康保険・厚生年金の保険料が免除されます。この免除申請は「育児・介護休業法」に基づく育児休業等期間に限られるため、労働者に該当しない事業主等は申請することができませんので注意が必要です

また「育児・介護休業法」に基づく育児休業期間は一歳に満たない子を養育するための期間となっています

詳しくは下記のページをご覧ください

育児・介護休業制度ガイドブック – 厚生労働省 ← 外部ページへと飛びます

育児休業期間中の健康保険・厚生年金保険の保険料が免除

免除期間は育児休業開始月から終了月の前月(育児休業終了日が月の末日の場合は育児休業終了月)までとなっています

子が一歳を超える場合は再申請が必要です

提出書類名は健康保険厚生年金保険育児休業取得者申請書

提出先は事業所を管轄する年金事務所(健康保険組合)

提出期限は育児休業を申し出ている期間内です

まとめると以下のようになります

書類名:健康保険厚生年金保険育児休業取得者申請書

提出先:事業所を管轄する年金事務所(健康保険組合)

提出期限:育児休業を申し出ている期間内

育児休業期間中の健康保険・厚生年金保険の保険料が免除

労働者に該当しない事業主等は申請できない

 

育児休業給付金申請

 

この制度は雇用保険の制度です

原則として一歳未満の子を養育するための制度で、一歳未満の子に関しては実子か養子化はといません

雇用保険の一般被保険者について育児休業期間中に給与が支払われない場合、雇用保険から育児休業給付金が支給されます

父母ともに育児休業を取得する場合で一歳二か月に満たない子を養育する休業期間や、保育所に入所できないなどの理由によって子が一歳に達する日以降も育児休業をする場合、一歳六か月に満たない子を養育する休業期間も支給対象になります。また、有期雇用者については一定の要件を満たす必要があります

一定の要件とは

育児休業給付の受給資格は、育児休業を開始した日前2年間に被保険者期間が12か月以上あること

育児休業開始時において、同一の事業主の下で1年以上雇用が継続しており、かつ、子が2歳までの間に労働契約が更新されないことが明らかでないことです

無期雇用者の育児休業給付金の支給要件は

  1. 育児休業開始前の二年間に賃金支払い基礎日数が11日以上ある月が12ヶ月以上あること(過去の基本手当の受給資格決定を受けたことがある人は、その後のものに限ります)
  2. 育児休業期間中の支給単位期間に、休業開始前の1カ月当たりの賃金の80%以上の賃金が支払われてないこと
  3. 就業している日数が各支給単位期間(休業開始日から翌月の休業開始日に応答する日の前日までの一カ月)ごとに10日(10日を超える場合にあっては就業している時間が80時間)以下であること

ざっくりまとめると

  1. 育児休業開始前の二年間に11日以上出勤した月が12ヶ月以上あり(失業手当をもらったことがある人はそれ以降の月をカウント)
  2. 育児休業期間に8割以上の給料をもらっておらず
  3. 月に10日以上出勤していない。または80時間以下しか働いていないこと

となります

支給額は最初の半年(180日間)は休業開始時賃金日額の67%相当額、6ヶ月経過後は50%

休業中に賃金が支払われる場合は、合計休業前賃金日額の80%が上限となります

申請は二か月ごとで、そのたびに給付金が支給されます。被保険者が希望する場合は一カ月ごとに申請を行うことも可能です

提出書類名は育児休業級金支給申請書、休業開始時賃金月額証明書(初回申請のみ)

添付書類は対象機関の出勤簿、賃金台帳、母子手帳の写し(初回のみ)

届出先は事業所を管轄する公共職業安定所

提出期限は

初回は育児休業開始日から4ヶ月経過する日の属する月の末日まで

二回目以降は育児休業給付次回支給日指定通知書に印字された期間内です

育児休業給付金をまとめるとこのようになります

書類名:育児休業級金支給申請書、休業開始時賃金月額証明書(初回申請のみ)

届出先:事業所を管轄する公共職業安定所

額:最初の半年(180日間)は休業開始時賃金日額の67%相当額、6ヶ月経過後は50%

提出期限:初回は育児休業開始日から4ヶ月経過する日の属する月の末日まで。二回目以降は育児休業給付次回支給日指定通知書に印字された期間内

一歳未満の子を養育する期間(条件によっては1歳二ヶ月。二歳の場合あり)

支給要件あり。要確認

 

まとめ

今回は以上となります

育児休業給付金は言い回しが難しく、届出書も若干わかりにくい書式ですので、不明な点は届出先に確認するなり専門家に相談するなりしてミスを起こさないようにしましょう

続きは明日の記事にて公開しますので是非そちらもご覧ください

また、すべて公開し終わったのち、まとめ記事も作成予定ですのでそちらもできあがりましたら併せてごらんください

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです